脱サラして起業する方法

就職し経験やスキルを積んでから、脱サラして起業することを考える人は少なくありません。起業には経験が大事ですから、起業に必要な経験を会社勤めの間に経験していれば、起業したときの起業アイデアやビジネスモデルも描きやすいという利点があります。
ただし、起業には失敗のリスクがつきものですが、脱サラして起業する場合、さらにいくつかのリスクを考えなくてはなりません。
そのリスクのひとつが保険です。脱サラすると、国民年金と国民健康保険に加入する必要があります。配偶者がいる場合、会社の扶養から外れて個人で国民年金に加入しなければなりません。脱サラしたときには年金の支払い等が今まで異なるということを承知しておかないと将来の年金の受給が出来なくなってしまう場合があります。
そしてもうひとつが年齢のリスクです。会社に勤めて十分な資金を貯めてから、という方法もありますが、十分な資金を用意できるまで会社で働くとなると、年齢が高くなります。40代や50代になってから起業する場合、起業してすぐに事業が軌道に乗ればいいのですが、軌道に乗るまで時間がかかった場合、体力や生活のコストなどから、問題が生じる場合があります。若い頃であれば、長時間労働なども可能ですが、年齢が高いと体力的に若い人と同じようにはいかない部分があります。脱サラして起業する場合は、脱サラするタイミングが重要だといえます。