日本企業の特徴であった年功序列の制度も最近では大きく崩れつつあります。そうした中、会社に勤めて毎月決まった給与をもらうより、自分の力を試したい。といった考えを持つ人は少なくないでしょう。自分の力を試したいと思ったときに考えるのが起業です。
起業とは、言葉の通り新しく事業を手がけることです。「起業」と似た言葉に「創業」がありますが、こちらは今まであったもの継承しているといったニュアンスがあります。それに対して「起業」は、「ベンチャー起業」といった使われ方をするように、新しい分野やリスクを負って事業を始めるといったニュアンスがあります。これは「起業」という言葉が、英語の「entrepreneur」という単語に関連付けられているからでしょう。
つまり、起業とは誰かに雇用されるのではない、雇用されて働くという生き方ではないことを選ぶということでもあります。
この起業には、大きくわけて2通りの方法があります。そのひとつが自分で会社を設立する方法です。そしてもうひとつが取得した資格を利用して独立開業するといったように個人で起業する方法です。その2通りの中で、フランチャイズに加盟して独立した店舗を任される方法もあり、起業の仕方は多様です。
日本社会が本格的な少子高齢化を迎えるにあたって、日本の産業の構造が変わりつつある中、社会に活力を与えるものとして起業が求められ、そして支援が行われています。