起業して成功し、会社に勤めていたときよりも高収入になったという人がいる反面、作った商品が優れたものであるにも関わらず売り上げが上がらないといったように起業に失敗してしまった人も少なくありません。
そんな起業の失敗の原因については、商品やサービスが社会のニーズを反映していない、社会のニーズを反映するための調査が足らず、広告も十分でなかった。利益の少ない商品ばかり売れて、確実に利益があがる商品がないなど、どれも似たり寄ったりのところがあります。
また、起業にあたって事業をどのように行っていくかをまとめた事業計画について、起業家はその通りにやっていきたいという気持ちを強く持っていますが、事業計画に固執して失敗するケースもあります。
どんなに綿密に事業計画を立てても現実は動いていますから、実際の状況に合わせて変更や修正が必要です。社会のニーズに添っていないとなったときは、思い切った方向転換が必要な場合もあります。
起業にはかならずリスクがあり、成功することを信じて起業しても、失敗してしまう場合があります。そのようなときは、失敗の仕方や失敗から何を学ぶかが大事です。
大きな借金をして返済ができずに金融機関のブラックリストに載ってしまうと、クレジットカードが作れなくなったり、融資を受けることができなくなりますし、破産となれば、財産の一切を失ってしまいます。そのため、失敗をしても次回の再起を考えることができるよう、失敗を活かして次につながるようにすることが大事です。